藤森照信さんが建築設計された茶室「空飛ぶ泥舟」「高過庵」他、建築作品巡り

お出かけ

ラコリーナ近江八幡を建築設計された藤森照信さんの建築物のファンなので、行けるところから順番に巡る旅をしています。2019年の夏は避暑もかねて、藤森さんが建築設計されたお茶室「空飛ぶ泥舟」等がある神長官守矢(じんちょうかんもりや)史料館周辺にある建築群を訪ねました。長野県茅野市にあります。どの建築物もとっても素敵で、まるでジブリの世界に迷い込んだような感覚になり、フォトジェニックな空間です。

神長官守矢史料館 - 茅野市ホームページ
神長官守矢史料館

藤森照信さんについて、6月21日(日)11時~の「情熱大陸」で取り上げられるようです。建築家としては遅咲きの45歳でデビューされたんですね!今から放送がとても楽しみです。

情熱大陸 | MBS 毎日放送
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神長官守矢史料館

神長官守矢史料館・高過庵・低過庵・空飛ぶ泥舟(藤森照信設計の建築群) – とっておき信州
諏訪大社の近くで、地元出身の有名な建築家の藤森照信さんの奇想天外な建築が見られる神長官守矢史料館と周辺の3つの建築物の紹介

藤森照信さんのデビュー作という神長官守矢史料館は文字通り史料館で、「武田信玄の古文書など代々伝わる文書を保管・公開(↑HPから引用)」しています。大人は入場料100円です。日本古来の歴史や伝統を感じさせながらも、モダンで特徴的な建物が素敵です。中央自動車道諏訪ICから車で約5分の場所にあり、駐車場も数台分ありました。

茶室「空飛ぶ泥舟」

史料館から歩いて奥に進んでいくと、徐々に見えてくるのが、空に浮かんでいる茶室「空飛ぶ泥舟」です。(ちなみに、左奥に茶室「高過庵」も見えています。)上記HPによると茶室「空飛ぶ泥舟」は、2011年に茅野市美術館での藤森照信展で設計・制作・展示後に移築されたとのことで、本当に空を飛んでいるように見えます

どうやって作ったのだろう、もし中に入ったらどんな感じなんだろう、どうやって中に入るんだろう…と想像が頭を駆け巡ります。

日本の里山の風景に不思議と馴染み、空に浮かぶ泥舟…不思議な親しみやすさと愛らしさがあります。泥舟をボーっと眺める非日常のひととき…時を忘れるようでした。

茶室「高過庵」

更に奥に歩いて進んでいくと、先ほどの写真で奥に見えていた、茶室「高過庵(たかすぎあん)」に辿り着きます。ネーミングにも遊び心があって、とっても素敵です!

アメリカのTime誌に「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれているそうで、確かに危険ですよね…登るのもドキドキしちゃいますよね…

高いところからの景色が正客へのおもてなしでしょうか…でも、いつか機会があれば中に入ってみたいです!(普段はどの茶室も入れません。)

茶室「低過庵」

そして、茶室「高過庵」の手前に写っているのが、茶室「低過庵」です。半分埋まっているような造りで、うまく写真に収められずすみません…でも、ネーミングといい、その発想といい、すごく素敵です!ジブリの世界に入り込んだような非日常の空間で、不思議な建物たちに囲まれて、探検気分が味わえて、最高でした!

藤森照信さんの建築設計作品の魅力

ラコリーナ近江八幡の建物もそうですが、藤森照信さんの作品は、一見奇抜で特徴的なのですが、自然素材を使われているからか、自然や風景、野の花等と馴染んでいて、見ていると心和むんですよね。

忘れていた心の原風景を思い出させてくれるような感覚になります。ジブリやトトロの中の世界に、自分が入り込んでしまったような錯覚を得ます。インスタ映え&フォトジェニックでもありますしね。

また今後も藤森照信さんの建築を巡る旅に引き続き行けたらと思っています。今回ご紹介した茶室「空飛ぶ泥舟」等を建築設計された藤森照信さんが建築設計された「ラ コリーナ近江八幡」についてはこちらの記事です。同じく藤森照信さんが設計された「多治見市モザイクタイルミュージアムについては、こちらです。また、秋野不矩美術館(建築家藤森照信さん設計、茶室もあり)に行ってきました【浜松】も良かったら。さらに、ジブリパーク、ジブリの大倉庫に行ってきました【愛知、モリコロパーク】(1)はこちらです。ジブリパーク、ジブリの大倉庫に行ってきました【愛知、モリコロパーク】(2)も良かったら。