今年読んで面白かった、音楽に関する小説2選【風を彩る怪物、ラブカは静かに弓を持つ】

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子どもの頃から本を読むのが好きで、小説とエッセイなどを読むのが趣味の一つなので、今年読んで面白かった小説をご紹介しようと思います。今回は、音楽に関する小説を2作品紹介しようと思います。2作品とも、音楽を通して、自分の弱さに向き合い、自分の生き方を考えるような素晴らしい作品なので、音楽好きの方はもちろん、皆さんにおすすめできる作品です。

風を彩る怪物 逸木裕

音大受験に失敗した名波陽菜は自信を取り戻すため、姉の住む自然豊かな奥瀬見にきていた。フルートの練習中に出会ったのは、オルガン制作者の芦原幹・朋子親子。同い年の朋子と〈パイプオルガン〉の音づくりを手伝うことに。」(Amazonから引用)

『私たち、本当は何になりたいの?』二人の十九歳が〈パイプオルガン〉制作で様々な人と出会い、自ら進む道を見つけていく音楽小説。」(Amazonから引用)

圧巻! 『蜜蜂と遠雷』以来のスペシャルな音の洪水。とんでもない作品に出合ってしまった……。」というブックジャーナリストの内田剛さんの本の帯の言葉に惹かれて、手に取りました。

逸木裕さんの本を読むのは初めてだったのですが、ミステリーのような要素もあり、とっても面白くて、先が気になって、夢中になって、一気に読んでしまいました。

私は子どもの頃ピアノを少し習っていた程度で、音楽にものすごく真剣に向き合ってきたわけではないですが、それでも、主人公の自分の才能や今後について苦悩する姿にすごく共感しました。

主人公がパイプオルガン造りに関わる過程で、色んな人との出会いや様々な出来事に遭遇し、自分の強みにも弱みにも気づき、勇気を出して一歩踏み出していく姿に、学ばせて頂きました。

恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」もすごく好きな作品で、リンクはこちらです↑映画化もされていて、原作ファンの期待を裏切らず、映画もとても良かったです。

「風を彩る怪物」も、読み進めていくと、フルートやパイプオルガンの荘厳な音色が聴こえてくるような作品で、また、自然豊かな奥瀬見の雄大な情景も浮かんできて、その世界に引き込まれました

ラブカは静かに弓を持つ 安壇美緒

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。」(Amazonから引用)

武器はチェロ。潜入先は音楽教室。傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!」(Amazonから引用)

「〈音楽の力〉によって結びつき回復してゆく人々を、〈言葉の力〉で描ききった希有な小説。村山由佳さん(作家)」という本の帯にある言葉の通り、音楽の力を改めてひしひしと感じました。

過去の経験から深い傷を負い、人に心を許せなくなってしまった主人公に、スパイという難しい任務が与えられて、最初の方は読んでいて暗く息苦しい気持ちになってきます。

でも、読み進めていくにつれ、主人公にドンドン感情移入して、音楽の楽しさや出逢う人々に魅了され、どうかこのまま潜入調査のことがバレないで…と祈るような思いで夢中になって一気に読んでしまいました。

物語の最後には、主人公とともに、私も音楽と主人公が出会った人々の力で救われたような気持ちになり、勇気と元気を頂きました。そして私もまた音楽を始めてみたくなりました

物語の中で印象的だった言葉はいくつもあるのですが、心に残った言葉のうち、ネタバレにならないものを以下に引用して、最後にご紹介しようと思います。

音楽とは全然関係のない日々を送ってるんですけど。(中略)たまにこういったステージに立たせてもらえるだけで、見える景色が違ってくるような気がするんです。(中略)俺の人生も悪くはないんじゃないのかなって」 

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